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親の資産で何不自由ない生活を送ってきた如月彩花、新卒。好きな色は白。無神経さと何事にも物怖じしない強気な態度、そして何色にも染まらない、生粋の名古屋嬢。就活でも高飛車な発言と奇抜なファッションで周囲を戸惑わせる猛毒フレッシャーズ女子は、「名古屋のGDPをあたしが上げる」と豪語し、ホワイト企業といわれる尾張製作所に無事入社。他の就活生とは一線を画す奇抜さに興味を持ち、独断で採用した酒田部長の下、企画部に配属された。しかしそこはホワイトとは正反対、なんとパワハラ全開のエリート上司・松山翔平のアシスタントに任命。部下はもれなく全員奴隷。脅威の体育会系組織に、今まで味わったことのない屈辱の連続で怒り心頭の如月だったが、そのゲス上司に負けない驚きのクズっぷりを発揮するのだった――。敬語は使えず、指示には従わずにキメキメの白スーツと、社内でも社外でも完全に異質な存在。「部下の失敗はお前の失敗」と教育係に任命された小心者の猪瀬は、如月に振り回されるわ、自身のミスの連続と相まって体調を崩すわ。更に、その先輩の相川は如月を毛嫌いして完全に自分とは違うチームのごとく振る舞い、社内で厄介者扱いになっていく如月…。
時を同じくして、父の会社が倒産。娘が就職した後で良かったと両親はすっかり安堵して隠居生活の夢を語っているが、一方で翔平の怒りを買いクビを宣告されていた如月は、カードも使えず、家も近日中に追い出されるという、まさに崖っぷちに立たされるのだった。生活のためと心を入れ替え、嫌がっていた黒スーツに袖を通し、上司に詫びを入れた如月。そんな中、会社の命運を握る一大プロジェクトを任されたエリートの翔平は、上層部からのプレッシャーと戦っていた。しかし、企画会議での如月の無遠慮な否定的意見で、遂に社内バトルが勃発。「女性をターゲットにした企画なので、女性である如月の意見は一理ある」派と、「翔平が言うんだから間違いない。先輩に盾突くとは何事だ」派と、社内の意見も二分され…。
「既存のムードに染まらない」如月の新しい感性は実のところ的を射ている部分もあり、生意気さと、自分の持っていない何かへの恐れとも苛立ちとも言えない感情に揺れ動く翔平だったが、口から出てきたのは「あいつを外さないなら、おれはこのプロジェクトを降りる」という感情的な言葉だった。今までも会社の業績を上げてきたエリートの翔平を、たかが新人一人の意見のために外すわけにはいかないと、如月に届いたのは上層部からの異動の打診だ。馬鹿げた決定にすっかり嫌気が差し、ついに退職届けを提出する如月だったが、同じくこの打診を快く思わない酒田部長からの返事は、「辞める前に、お前がこのプロジェクトをやってみろ」。ライバル会社からは翔平の手の内を知る元部下が現れ、経験のないプレゼンを数日後に控え…猛毒フレッシャーズ女子・如月はこの苦難を脱することができるのか!?
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