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岐阜の高島屋閉店後の跡地は何になる?建物は解体・移転する?

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岐阜の高島屋が来年7月で閉店になるというニュースが話題です。

岐阜県は高島屋以外の百貨店を持っていないので、高島屋閉店後は百貨店がない県となります。

これで百貨店がない県は、山形県、島根県、鳥取県に次いで4つになります。

 

岐阜県の高島屋が閉店したあとの跡地や店舗がどうなるのか気になる方もいるでしょう。

なぜ高島屋ほどの大きな店舗がなくなるのかという理由も兼ねて紹介していきます。

 

この記事でわかること

岐阜の高島屋の跡地は何になる?

岐阜の高島屋閉店後の建物はどうなるの?

なぜ岐阜の高島屋がなくなるの?

代わりとなる店舗はある?

 

岐阜の高島屋閉店後の跡地は何になる? 

岐阜の高島屋閉店後の跡地がどうなるのかはまだ決まっていません。

しかし、岐阜土地興業の担当者へのインタビューによると「跡地を開けたままにしない。地域の賑わいに繋がるような店舗を誘致する」ということなので何らかの新たな商業施設が入るでしょう。

1日60000人もの利用者がいる岐阜駅から徒歩15分の場所に位置するため、魅力的な新店舗がたてば岐阜の中心地として再興する可能性も高いでしょう。

 

百貨店の跡地は一般的に何に使われる?

岐阜県の高島屋のような百貨店の跡地として一般的に多いのは商業施設と住宅が一体化した複合施設です。

百貨店は立地が良いことが多く、閉店後そのまま放置するということは少ないようです。

 

しかし、岐阜の高島屋の跡地に複合型商業施設が入る可能性が高いかと言われればそうではないでしょう。

なぜなら岐阜の高島屋の近くには既に複合型商業施設「柳ケ瀬グラッスル35」があるからです。

しかも2023年4月に開業ととても新しい商業施設です。

 

高島屋との距離は歩いて2分、170m。

そのような場所に同じような施設を建ててもあまり意味がないと判断される可能性が高いしょう。

 

他に予想としては、

・タワーマンション

・イオンなどのショッピングモール

・家電量販店

などがあります。

 

SNSでも岐阜高島屋の跡地に対する関心度が高くなっています。

 


名古屋にない店舗を呼んで名古屋から岐阜に人を呼ぶ、地域密着型のスーパーが欲しいなどの意見が見受けられました。

 

あなたは百貨店の跡地にどのような施設が入れば嬉しく思いますか?

 

地方都市のシンボルとも言える百貨店が無くなるのは非常に悲しいですが、新たな時代の幕開けとも考えられるのでこれからに期待ですね。

 

岐阜高島屋の閉店後の建物は解体・移転される?

岐阜高島屋の閉店後の建物は解体される可能性が高いでしょう。

また、岐阜高島屋が移転するという予定は今の所ありません。

 

解体する可能性が高いのは、岐阜県の高島屋の建物がかなり老朽化しているためです。

岐阜高島屋の店舗は1977年に開店したので単純計算でも45年以上使われていることになります。

今回閉店する理由もこの建物の老朽化にまつわるものなので、新たに店舗を誘致するにしても一度立て直す必要が出てくると思われます。

 

地域の方にとって馴染み深い高島屋の建物が無くなるのは非常に寂しくなってしまいますね。

岐阜高島屋の閉店後、代わりの店舗は?

近隣住民にとって岐阜高島屋のかわりとなる商業施設はどのようなものがあるでしょうか。

近くにある商業施設としては次のようなものがあります。

 

また、電車で20分の名古屋にはジェイアール名古屋高島屋があります。

岐阜駅の周りには多くの商業施設がありますが、百貨店に求めるような「威厳ある商業施設」を代わりに務められる店舗はないでしょう。

それだけ百貨店というのは、地域住民や地域にとって大事なものであるということがわかりますね。

なぜ岐阜の高島屋はなくなるの?

なぜ岐阜高島屋はなくなるのかは以下が主な原因と考えられます。

・修繕に32億かかる

・名古屋から20分という距離で名古屋に人をとられた

・高級志向が無くなり、百貨店で買い物をしようとする人が少ない 

・岐阜自体の活気や経済が昔に比べて衰退してしまった

岐阜高島屋が発表した「閉店の経緯」には

建物修繕のための話し合いが上手く行かなかったこと

少子高齢化社会のため経営が苦しくなってしまった

という2点が記載されています。

 

より詳細に書くと

・建物が老朽化した

・そのため電気や空調などの改修工事をしようとした

・高島屋の建物は賃貸であるため、家主である「株式会社平和ビル」やその親会社の「岐阜土地興業株式会社」へ改修工事の実施をお願いした

・本来、賃貸の建物の修繕は家主が行うべきものだが、家主側は修繕費用を高島屋に負担するよう言ってきた

・修繕をしたいのはやまやまだが、修繕費用には32億もかかるとの試算があり売上が落ち込んでいる中では厳しい

・修繕できないのではお客様の安全に関わるため今回閉店を決めた

ということです。

 

地方都市の百貨店はただの店舗でなく、その都市が繁栄している印であったり、「ハレ」の場所としての役割もあるため、閉店は大きな苦渋の決断だったと考えられます。

 

今回発表された閉店の経緯のほかにも近年は百貨店での買い物よりショッピングモールへ行く人が多かったり、インターネット上で買い物が出来てしまったりと昔より百貨店の立ち位置が下がってきてしまったことも考えられます。

 

また、岐阜という土地をみてみると

・名古屋に電車で20分でいけるため、そちらに人をとられてしまう

・昔は岐阜の産業として繊維が有名で繊維業を営む人が多く、お金がある人も多かったが、現在では廃れてしまった

・岐阜の国体が開催されたときに高島屋がある商店街の中にあった風俗店を潰したため、人がいなくなってしまった

という理由も考えられそうです。

 

百貨店の立ち位置が昔と違うというのはあなたもきっと感じていることでしょう。

岐阜県だけでなく、今後も地方都市の百貨店が閉店していく可能性が高いと言えそうです。

岐阜高島屋はどんな店舗?

岐阜高島屋 公式facebookより https://www.facebook.com/takashimaya.gifu/

岐阜高島屋はB1~11階建ての大きな店舗です。

日用品や衣類、食料品まで幅広く扱っています。

売り上げとしては、ピーク時の91年度は249億円とかなりの売上を誇っていましたが、2022年度は132億円と半分近くまで減ってしまっています。

 

岐阜高島屋の売上が減った理由としては、やはり買い物客の減少が考えられます。

高島屋がある柳瀬商店街は、昭和30年代に非常に賑わっていた繁華街でした。

しかし、今はほとんどがシャッターが降りていてお世辞にも栄えているとはいえない街となってしまいました。

水曜日のダウンタウンでも「シャッター街ワースト1位」としてとりあげられてしまったほどです。

高島屋もこの商店街の衰退を受けてしまったと考えられます。

 

岐阜の高島屋閉店後の跡地は何になる?建物は解体・移転する?まとめ

岐阜の高島屋閉店後の跡地は何になる?建物は解体・移転する?についてのまとめはこちら!

まとめ

・跡地はまだ決まっていないが、なんらかの商業施設を誘致しようという動きがある

・建物の老朽化で高島屋が閉店するため、閉店後は建物が解体される可能性が高い

・移転の話も現時点ではない。

・高島屋閉店の理由は、高島屋の建物を管理する家主と改修工事の話し合いが上手くいかず、売上も落ちてきてしまったから。

岐阜駅周辺は近くにはタワーマンションが建つなど積極的な再開発が行われているなかで、今回のニュースは非常に残念でした。

今後岐阜がどのような土地になっていくのか注目したいところですね。